ただ、イタリア国内でのWBCの報道ということになると……。代表が出場していたのにも関わらず、ほとんどないに等しい状況でした。まあ、代表といっても、実際にはイタリア系アメリカ人のチームであり、イタリア人のほとんどは、WBCに全く興味がないというのが実情だったでしょう。基本的に、イタリアのほとんどの人は野球自体、どんなスポーツなのかを全く知りません。
それでも、3月25日の『ガッゼッタ・デッロ・スポルト』紙には「サムライの勝利、チャンピオン、日本」という見出しで、WBC日本優勝の記事が載りました。イチロー、ダルビッシュ、松坂の写真付きで。ただし、掲載面は31面(全部で40面)、しかもお世辞にも大きいとはいえない記事。延々とサッカーの話題が続いた後、F1、自転車競技、バスケット、バレーボール、フィギアスケート、競馬、陸上競技と続き、ようやくWBCの記事が出てくるという有様。まあ、自国のバレーボールの代表チームが優勝しても一面は常にカルチョ、そういう国ですから、仕方がないとも言えますが。

ちなみに、記事の中では、「イチローは、あるアンケートで平成天皇の次に人気のある日本人に選ばれた」とか「ダルビッシュのお父さんはイラン人で、(その彼がWBCチャンピオンになったことは)、アメリカを間接的に愚弄したことにもなる(おそらく中東での戦争のことを絡めて言っているんでしょう)」などと書かれています(苦笑)。あるアンケートって一体……?
